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黄斑上膜の手術体験記(3)

手術日は8月23日に決定

手術の説明を丁寧にしていただきましたが
手術中に必要と判断した場合
眼球内にガスを入れるかもしれない
そうなると
トイレや食事の時以外は
ず~っとうつ伏せで寝てもらう可能性もある
(あるいは、別の姿勢をとり続ける可能性もある)ので
その準備をしてきてくださいね
と言われ
どひゃあ(^^;

網膜剥離の治療をした方などの経験から
そういうパターンがあるのは知っていましたが
どう考えても
それはつらい!!

大越先生からも
「術後でも、なにもしていない左目は見えますけれど
様々な理由で
目を使わないで、と指示せねばならない可能性もあるので
目を使わないで時間を過ごせる準備をしていらしてね」
と言われ
さらに、どひゃあ!

読書、執筆、お絵描き、テレビ鑑賞、なにもできないかも??
目を使わないで時間を潰すって......どうするの?
ラジオ? CD?

というわけで
焦って、近代文学全集の朗読版や
落語のCD
好きな音楽のCDなどを買い込むことに(笑)
そして、もう一つ、大きな問題が。

そうです、忘れちゃいけないお仕事の山!

編集者さんたちや
仕事関係者たちに一斉に状況をメールするや
「上橋の目が見えなくなる時期があるかも??」
という情報に燃えあがった(?)編集者さんたちから
「手術の前に、お願いします」
と、締め切りを前倒しした仕事が
ドドドドドド~っとやってきて
さらに、さらに、どひゃあ!!

メールの文面はみな温かく
お心遣いに溢れているのに
その裏に見え隠れしている
「目が見えてるうちに仕事せいや!」
という陰の意図(笑)

「大丈夫です。同じ手術をなさった作家さんは
術後すぐに、棟方志功のような恰好で
ゲラチェックしておられましたよ」
と、いうメールをくださった編集者もおり
それって、励ましではないんじゃないかいな? と思ったり(^^;

お陰で、7月、8月は
なんだ坂、こんな坂、と、
息絶え絶えで山道を登る機関車のごとく
シュッポ、シュッポ、ゼイゼイ、ゼイゼイの日々。

仕事のスケジュールを管理してくださっている
秘書さんズから
「ふ、ふぁいと~( ;∀;)」
というメールが送られてくる有様でありました(笑)。

ちなみに
ゲラのチェックがギリギリになってきた原稿のことで
二社の編集者さんに
「入院した日なら、まだ手術してないから大丈夫かも」
と、お伝えしたら、
しっかり病室にいらして、ゲラチェックして帰っていかれたので
なんというか、さすがだなぁと思ったものであります(^^;

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