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これほど痛くしなかったよね? タンダくん

今夜放送の7話で
東出タンダくんは
先週に引き続き、えらい目にあいます。

「え? 足? 手じゃなかったっけ?」
というツイートをちらほら見かけましたが
そうなんです
ドラマではジンの腕をバルサが斬り飛ばしてしまったもんで
タンダは足になりました(^^;

ですから、足になったことは
最初から知っていたのですが
送られてきたDVDを見ながら
あや? と思ったのは
薬を飲ませるシーンがないことでした。

原作未読の方々
私はちゃんと、麻酔するシーンを書きましたんで~!(^^;

東出タンダくんほど
タンダをひどい目には合わせてませんので~

あれはドラマ制作陣の演出ということで
ご理解よろしくです~(笑)

『天と地の守り人』新ヨゴ皇国編の
軽装版のあとがきにも書きましたが
このシーンを書こうと思ったとき
私は医者である従兄に相談したのです。

その結果
感染症の危険を考えないということであるとしても
(私は一応、プサムという抗菌効果のある薬草を使いましたが)
止血が大きな問題になる、ということがわかりました。

焼いて止血というのはまず無理だから
なにかクリップのようなもので血管を一時的にぎゅっと塞ぎ
さらに結紮する必要がある
ということで
クリップなどない被災地での
応急手段として
バルサが歯で血管を噛んで止めてから
結紮する、という形をとったのです。
(感染症こわいですが~)

テレビドラマでの血の表現は難しいので
見えづらいかもしれませんが
バルサがタンダの足の切り口に顔を近づけるシーンがあるので
制作陣はそれを忠実に再現してくださっているようです。

今回の切断シーンで
私が一番うれしかったのは
綾瀬バルサの表情でした。

タンダを押えている周囲の人たちの激しい動揺とは
まるで異次元にいるような
バルサの静かな表情。

愛する人の足を一気に切り落とし
その切断面に口をつけ
淡々と為すべき作業をする。

あの表情に見えるものに
気づいてくださった視聴者がおられたら
とてもとてもうれしいです。

アニメ化やドラマ化を経験して
感じたのは
映像表現の場合と
小説の場合は
リアリズムの追求、表現が
かなり違うなぁ、ということでした。

時間制限もありますし
表現の制限もある
そして
なにより、映像と文章では
インパクトの見せ方が違う

壊疽を起こしたタンダの足の切断シーンに
それが
とてもよく見えていると思います。

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■NHK大河ファンタジー「精霊の守り人」公式サイト
【次回予告】
第7回 「傷だらけの再会」
2018年1月13日(土)
午後9時00分から9時58分
2018年1月20日(土)
午前0時55分から1時53分[金曜深夜](再放送)

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