私の秘書をしてくださっている加藤晶子さんは
講談社絵本新人賞を受賞した
新進気鋭の絵本作家さんなのであります。
秘書になっていただいたのは
本屋大賞がきっかけでした。
本屋大賞に決まった、という連絡を受けたのは
母が検査のために入院していた病院の病室で
大喜びしながらも
これは、大変なことになってしまった、と
思いました。
その前の年
国際アンデルセン賞作家賞をいただいたときは
NHKのお昼のニュースに出るために
メイクをしていただいている横で
数人の担当編集者さんたちの携帯電話が鳴り続け
キャッチホンのキャチホンのキャッチホン、と
切っても、切っても、途切れないでかかってくる
電話のラッシュというのを
初めて見ました。
寝る時間もない
あの状態が、またやってくる!
でも、母と父を看病しなくてはならない。
さて、どうしよう......と、プチ・パニックになったのです。
そのとき
『獣の奏者』の担当編集者さんが
救いの手を差し伸べてくださいました。
彼女が担当している絵本作家さんなら
きっと、私をたすけてくれる、と、紹介してくださったのです。
それが加藤晶子さんでした。
美人で優しい加藤さん
ときおり、何もないところでつまづいてコケるという
不思議な癖(?)があるのと
方向音痴で、道案内の役には立たない
(ふたりで迷う 笑)
以外は
とっても優秀な秘書さんで
私は完全に依存しきっております。
でも、才能ある絵本作家さんなので
彼女の才能を大切にせねば
負担になり過ぎないようにせねば、と
反省の日々であります(^^;
そんな加藤さんの最新作
『クルツのごきげんしゃしんかん』の原画展が
2月10日から3月3日まで
ジュンク堂池袋の8F児童書フロアで行われています。
私の作家書店を訪れることがありましたら
ぜひ、児童書のフロアにも立ち寄って
加藤さんの素晴らしい原画を
楽しんでくださいませ。
母が、「かとちゃんの色」と呼んでいた
印象的なブルーが
私も、大好きです。
朗らかで、
それでいて、落ち着いた、センスのある
本当に、気もちの良い絵本ですよ(^^)
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