ドラマ『精霊の守り人 悲しき破壊神』のDVDを見終わると
いつも大きく息をついてしまいます。
どうやら、息をつめて観ているらしい。
一話からずっとそうだったのですが
その、はぁはぁ具合が、回を追うごとに激しくなってます。
気をつけよう。
もう、年だし(^^;
自分が書いた物語が映像になって
目の前で動いているというのは
心臓に悪いものなんです。
ひとつには、
どんな感じに仕上がっているのだろうと
ドキドキしながら観ているから、なのですが
今回のドラマは
それとは別に、胸を圧迫してくるものがあるので。
1話から6話まで観終わって、再確認したのですが
やはり、今週放送される4話が
ドラマの大きな転換点ですね。
ここから
ディーン・フジオカさん、鈴木亮平さんが、本格的に動きはじめ
世界がぐん、と広がっていきます。
ディーン・フジオカさんのイーハンと壇蜜トリーシア
お子さんと観ていた親御さんたちは、ちと困ったのでは、と思ったのも
橋本さとしヨーサムさんと、ディーン・イーハンさんの兄弟が
良い兄弟だったのだなぁと感じた、というのも
この4話でした。
うれしかったのは
鈴木ヒュウゴさんのセリフで、
鈴木さんは、さすがに、属国支配について
「わかって」語ってくださっているなぁと思いました。
「わかってくださっている」ということでは
綾瀬さんにも、心から、ありがとう、で
あのシーンは本当に胸が苦しかった。
それにしても、
壺牢を忠実に再現してくださっていたとは知りませんでした。
びっくりした。
チキサの福山くんと、タンダの東出さんの絆が
ぐっと深まった感じがでていて
あの場面、好きでしたが
大変だったでしょうね、作るのも、中にいるのも。
大変だった、といえば
とても危なかった舞台裏を、松田悟志さんから伺ったのが
松田ジンさんとサンガル兵の
一対多数の獅子奮迅のシーン。
松田ジンさんと
サンガル兵たちが格闘する場面は
見ていただくと
映像では砂地の印象が強いと思いますが
実は、鋭く尖った石がゴロゴロしていて
剣山のようなところもあったのだそうです。
転んだら、冗談ごとではなく、ザックリ手足が切れてしまうので
みな、必死だった、とのこと。
そんな状態なのに
「足元を見ないで走ってください」
と、指示されて
見ないで走れるか~!!! やってみろ~!!!
と、叫びたいくらいだった、と(笑)
そんな危険な足場でも走ってみせた
板垣チャグムくんや、林シュガさんたち
そして、格闘してみせた
サンガル兵を演じた方々と
松田さん、良か根性です。
個人的には
ムエタイ的蹴りが見事なサンガルの猛者との一騎打ちでも
常に体勢が低い松田さんの動きが好きでした。
脚本では
ジンは、チャグムに対して敬語で話しているのだけど
どうしても、あの場面では
「行け!」
と、叫ばずにはいられなかった、
と、おっしゃっていましたが
それこそ、松田さんがジンに成っていたからこその言葉で
あれは、とても生きた言葉でした。
松田さんは
あの義手は、ちっとやりすぎ?(笑)
と、おっしゃっていましたが、
私は好きですよ、あれ。
もともと変身ヒーロー大好きだったし
シャッキーン! と刃がでる義手、撮影が終わったら、欲しいです(笑)
以前、アニメ『精霊の守り人』を制作していたとき
アフレコ・ルームが、また男祭りだ!
(女は、バルサ役の安藤麻吹さんしかいない回が
けっこうあったのです)
と、スタッフたちが笑っていましたが
うーむ、確かに、こうしてドラマを観ていても
登場人物、確かに男性が多いかも(^^;
まあ、良かです。
良か男ばっかりだから。
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【次回予告】
第4回「笑う魔物」
2017年2月11日(土)
午後9時から9時58分
2017年2月18日(土)
午前0時10分から1時08分[17日(金)深夜](再放送)