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ATP賞授賞式

昨日は、ふしぎな一日でした。

母の新盆なので
午前中はお坊さんに読経をあげていただき
その後、大急ぎで着替えて
午後は六本木ヒルズへ。

ドラマ『精霊の守り人』が
ATP賞の総務大臣賞をいただいたので
授賞式に出席するためです。

私は六本木ヒルズが苦手で
毎回迷いまくるので(^^;
編集者さんたちと
秘書さんのあとにくっついて行きました。

ATP賞って、
恥ずかしながら私は初めて聞いた賞だったのですが
ATPとは「全日本テレビ番組制作者連盟」のことで
つまり、NHKも民放もすべてひっくるめた
テレビ番組制作者の団体なのですね。

そして、賞の審査員は、
制作会社のプロデューサーやディレクター
つまり、テレビ番組制作のプロたちが
膨大な数のテレビ番組から
これは! と思ったものを選び出して
称える、という賞なのだそうです。

大きなホールに
テレビ関係者がた~くさん集まっていて
熱気むんむん。

作家が紛れ込んでいいんかいな?
と、いささか場違いな気もしたのですが
カッコイイ正装の
海辺プロデューサーによれば
「昨年は、瀬戸内寂聴先生も登壇されたそうですよ」
とのことなので
え......そっすか? そんでは......と、
おそるおそる出席させていただきました。

授賞式の模様は
7月31日(月)17時~18時
NHK-BSプレミアムで放送されるそうで
会場にはテレビカメラが入っていて
え~?? それ、聞いてないよ、
先に教えおいてよ~と
更に、びびりつつ
登壇してきました(^^;

ATP賞授賞式.png

総務大臣賞は
世界に通用するテレビ番組に送られる賞とのこと。

『精霊の守り人』は
その作品性に加えて
すでにアジアのいくつかの国で
放送が始まっている実績も評価されて
ノミネートされたのだそうです。

日本の作品が世界で評価されるとき
よく耳にする言葉に
「日本ならではの」
という誉め言葉がありますが
そろそろ、
「そこ」から一段登るときが
来ているような気がします。

独自性は素晴らしいことですし、
ユニークさは評価されるべきことです。
でも、普遍的な何かを生み出すことも、
また、大切なことに思えるのです。

ドラマ『精霊の守り人』は
「どこの国でもない」世界の物語で
そのことが
世界の様々な国の人々に
興味をもっていただけている
ひとつの理由だとしたら
私にとっては、とてもうれしいことなんです。

昨夜の授賞式は
テレビ番組をつくっている人たちの熱気にあふれていました。

心血をそそいで
ドラマ『精霊の守り人』を作ってくださっている
みなさんの努力が
同じ「作り手」たちから評価され
称えられているのを見ることができて
本当に幸せでした。

今日、私は五十五歳になっちゃいましたが
一日早く、最高の誕生プレゼントを
頂いちゃったのでございました(^^)

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