今年は母の新盆なので
ここ数日、けっこう真面目にお盆の行事を致しました。
まずは盆棚
母が好きだったカボチャの煮物をつくり
キュウリの糠漬けやら
様々用意して
更には
閼伽水、ミソハギ、水の子も供えました。
子どもの頃
父母が迎え火を焚いて
おばあちゃんたちが帰って来るんだよ
と、教えてくれたこと
実家の玄関先で焚かれていた迎え火の儚い色と
暮れかけた夏空の薄い色を思い出しながら
迎え火も焚きました。
7月13日は、しかし、風が強くて
苧殻になかなか火がつかず
ようやくついたかと思ったら
火の粉が強風に煽られて盛大に飛び散り
かなり慌てましたが(^^;
ま、なんとか。
14日にお経をあげてくださったお坊さんが
浄土真宗では
ご先祖さまはいつもそばにおられて
私たちを見ておられるので
お盆に数日ばかり帰ってくるということではないのだという
面白いお話をしてくださり
や、その方が、うれしいな、と思ったり。
ちなみに母方の親族は浄土真宗
父方は真言宗で
私は「なんでも良くて
なんでもないで宗」です(笑)
小学生の頃
夏休みは
母の故郷の野尻で過ごしました。
八月の旧盆には
親戚縁者が集まって
山の斜面にあるお墓を掃除して
拝んだものです。
お盆、というと
やぶっ蚊に刺されながら
従姉妹たちとはしゃいだ夏の日が
思い出されます。
いまは
もう、その声を聞くことが出来なくなった
母を思う日となりました。