さてさて、人生初のブログ開始であります。
生来の怠け者なので、
あまり頻繁には更新できないかもしれませんが、
ともかく、やってみますね。
ドラマ『精霊の守り人』シーズン1を観たときに
あれこれ思ったことがあり
そういう自分の率直な思いを書いてみたいな、
と思ったことが、
ブログを始める大きなきっかけでした。
というわけで、
今年もあとわずかという、
新規になにか始めるには、ちと変な時期ですが、
ブログというものを書きはじめてみますです。
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大河ファンタジードラマ『精霊の守り人』シーズン2は
拙著『神の守り人』と『蒼路の旅人』をベースにしていますので
シーズン1を観ていなくても
まったく問題なく見ることができる
新しい物語です。
シーズン1は、新ヨゴという、ひとつの国の中だけで
ドラマが進みましたが
シーズン2からは
世界が、ぐん、と広がります。
遊牧民がくらす大草原
様々な民族が行き交う港街
海賊が出没する多島海......
大海原を船が行き
騎馬が行きかう大草原
青く、遥かに高い空に鷹が舞う
広大な多文化世界を舞台に
ドラマが展開されていきます。
12月15日、NHKで、
ドラマ『精霊の守り人』の記者用試写会が行われました。
局内試写会はすでに行われていて、
私は、一足先に
大画面で新シリーズの第一話を見せていただいていましたが
今回は、お隣がチャグム役の板垣瑞生くん、
斜め前がバルサ役の綾瀬はるかさん、
という、
なんとも贅沢な席で観させていただきました。
約1か月前に母が逝ってしまったもので
その日は、母の写真をもっていました。
ドラマをとても楽しみに観てくれていましたので
大画面での試写を見せてあげたかったのです。
綾瀬さんに
「母だよ~」と写真を見せたら
反射的に
「あ、きれいな方ですね」と、言ってくださって
お、かあちゃん、なんと綾瀬さんから、きれいって言ってもらえたぞ~
良かったね~
と、心の中で話しかけました。
そのとたん、
「やだねぇ、おまえはもう、かあちゃん、なんて言って」と言う声が聞こえて、苦笑い。
面白いですね、生前していたようなやりとりが、
こんなふうに、頭の中でできるものなのだと
母が逝ってから知りました。
母は、私とちがって、なかなかきれいな人でしたから
綾瀬さんに、きれいと言ってもらえて
うれしかっただろうなぁ、と温かい心地になりました。
板垣くんに
「とても、とても良かったよ。私の心の中にあったチャグムそのもので、うれしかった」
と伝えたら、
ぱっと顔を輝かせて
「ほんとですか?」
と、喜んでくださいました。
板垣くんは、稀有な役者さんだと思います。
真直ぐな眼差しに、心の動き、哀しみや苦悩、優しさが表れて
観る者の心に、沁みこむように伝わってくる。
新シリーズは、バルサの物語と、チャグムの物語が
同時進行していくので
チャグムくんは、大冒険の主人公を張るわけですが
第一話、第二話と観させていただいて
大人でも越えがたい凄まじい大波を
わずか十五で越えて行かねばならないチャグムを演じてくださるのが
板垣くんで、
本当に良かった、と
つくづく思いました。
これほどチャグムそのものの少年が
現実にいる、というのが
ちょっと不思議に思えるほど
彼は私の頭の中にいるチャグムでしたから。
試写を見ながら
胸に響いたことは、他にもいくつかあって
そのひとつが
シーズン1から4年後の物語であるシーズン2のバルサ、でした。
つづく
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総合 毎週土曜 午後9時から9時58分