新型コロナの情報で、
私がとても信頼しているのは、
実際に新型コロナの患者の診療にあたっている、
忽那賢志先生が書いておられる記事です。
(なんとなく、『鹿の王』に出てきそうなお名前で、
つい、忽那師、とお呼びしたくなります。笑)
すでに読んでおられる方も多いと思いますが、
例えば、この記事
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200411-00172660/
少し内容が難しいところもあるかもしれませんが、
まだ読んだことがない方は、
興味があるところだけでも、
読んでいただけたら、
知識量がぐっと増えると思います。
この忽那先生をはじめとして、
数人の専門家がおっしゃっていたことで、
私なりに理解し、
素人でも、すぐ出来る、と思ったことを、
今後、ぽつぽつと書いてみますね。
ただし、私は、医師でも、専門家でもないので、
これからお伝えする情報が正しいとは断言できません。
上橋が書いていること、本当?
と思いながら、
忽那先生などの記事で検証しながら、
読んでみてください。
感染を避けるためには、
「密集」「密閉」「密接」を避けよう、と、言われていますよね。
これ、本当に大事なことなのですが、
(忽那先生によれば、「三密」状態にいる感染者は、
そうでない場所にいる感染者の、
なんと、18.7倍も、人に感染させるそうです!)
「三密」を、なんで避けねばならないか、
という、その「理由」については、
意外に、わかりやすい言葉になって伝えられていない気がするので、
私なりの言葉で書いてみますね。
先刻ご承知だと思いますが、
感染しないためには、
基本的には、次のふたつが大切です。
「ウイルスを含んだ飛沫を避ける」
(唾や、くしゃみ、咳などの、飛沫感染を避けることと、
マイクロ飛沫を吸い込むことなどによる感染を避ける)
「ウイルスがついている手で、
顔(とくに目、鼻、口)を触らない」
(接触感染を避ける)
「密集」「密閉」「密接」の三密の場所では、
これらすべてが、
一気に襲い掛かってきます(^^;
ライブハウスでワイワイやって、
身体がふれあうくらいの近距離で、
大声だしていたら唾は飛ぶ。
そういう場所はイメージしやすいですよね。
「唾や、咳、くしゃみを浴びて感染する」
というイメージは、わきやすいです。
でも、密閉空間がなぜ怖いのか。
これは、意外にわかりづらいかも。
感染者がしゃべると、目に見える唾だけでなく、
目に見えない微小なマイクロ飛沫が、
空気中にふわふわ漂うんです。
空気に流れがあれば、そのマイクロ飛沫はすぐに散って消えていくけれど、
換気の悪い密閉空間では、なんと3時間も漂い続けるのだそうです。
これを、NHKスペシャルでは、映像で見せていて、
私は、本当にぞっとしました。
換気を始めたとたん、
マイクロ飛沫が、さ~っと消えていく、あの映像を見たら、
誰もが、一生懸命換気すると思いますよ。
一方、密閉空間では、
楽しそうにおしゃべりしている二人の間で、
ものすごい数のマイクロ飛沫が漂い続けていて、
ああ、こりゃ、これを吸い込めば、
感染するわ~と実感しました。
密閉空間には行かない。換気をする。
というのは、本当に意味があることなんです。
ちなみに、このマイクロ飛沫の浮遊による感染は、
空気感染ではありません。
新型コロナが空気感染していたら、
こんな感染者数じゃ済まないと思います。
さて、話を「三密」に戻しますが、
換気が悪くて空気が淀んでいて、
大勢の人がいて、
近距離でしゃべっている
そういう場所に
感染者がいて、
その人がおしゃべりをしたり、
自分の口元を触った手で、何かに触れたら、
ウイルスがあちこちに付きますよね。
よく感染対策をして、開催しています、と、
ドアノブなどを拭いている光景を見ますが、
たとえば、壁は?
感染者が、
人に向かってくしゃみしちゃまずい、と思って、
咄嗟に、壁に向かってくしゃみをしたら、
当然、ウイルスは壁につきます。
知らずに、そこを袖でこすったら?
その袖で、何かの拍子に自分の顔に触れたり、
袖にふれた手で目をこすったら?
そんなことを考えてみると、
すべての可能性を除去するのは、
ものすごく難しいですよね。
しかも、大人数が集まっていれば、
感染者はひとり、ふたりじゃないかもしれない。
その人たちが発生させている大量のウイルスを思い浮かべたら、
感染を防ぐのは、まず無理です(^^;
もっと言えば、
大勢いたら、大勢感染する。
その「大勢」が、それぞれ、他の人たちに感染させていく......。
とてつもないリスクですよね。
だからこそ、
「三密」を避けよう!
と、言われているわけです。
「三密」はもちろん、
それと同じようなリスクがあるな、と、
思った場所は、
なるべく避けましょうね。