基本のキ、で、
多くの方が先刻ご承知だと思いますので、
知っている方は読み飛ばしてください。
ただ、
貴重なマスクをつけていても、
「それじゃ、まったく意味ない~」
という付け方をしている方、
街を歩けば、山ほど見かけるもので(^^;
あれ? 知らない人もいるのかな、と思いまして、
マスクのことから
書いてみようと思います。
マスクは基本的に
「感染者が、自分の咳やくしゃみ、唾をとばさないことで、
他者に感染させないためのもの」ですが、
私は、日本人がマスクをする習慣があったことが、
感染拡大のスピードを少し抑えたんじゃないかな、という気がしています。
無症状の感染者が「自分を守るつもり」でつけていたとしても、
おしゃべりなどしたときに、
飛沫をとばさないことにつながっているので。
ウイルスは非常に小さいので、
ウイルスを吸い込むリスクは、
マスクで完全に防ぐことは出来ないようですが、
くしゃみや咳の「飛沫」の直撃は、
ある程度防いでくれるようですから、
自分を守るということにも、
多少は役に立っているのかもしれません。
ただ、間違った付け方をしていたら、
むしろ、感染するために付けているようなもので~(^^;
「感染させない」「なるべく感染しない」ための
マスクの付け方ですが、
こりゃアカン~! という事例を書いてみますね。
「鼻をだしている」
→ アカンでしょ~。つけている意味ありません~。
無症状の感染者が鼻出してマスクをしていたら、
くしゃみをしたとたん、鼻水が飛びますから、
他者への感染を防げません。
もちろん、すれちがった誰かが咳をして、
その飛沫がとんできたら、鼻から吸いこみます(^^;
「しゃべるとき、マスクをつまんで顎におろす」
→ アカンでしょ~。つけている意味ありません~。
しゃべるときマスクで口を覆っていなかったら、
他者にうつしてしまいます。
もちろん、自分の口と鼻も守れません(^^;
さらに、もともとマスクで覆われていなかった顎には、
ウイルスが付着している可能がありますよね。
顎に下して、
マスクにぺったりウイルスをつけてから、
それを口元に持って来る!
ある意味、わざわざ、
ウイルスを食べているようなものです(^^;
「手でマスクの表面をつまんで位置を直す」
→家の外に出てからこれをやるのはアカンです~。
マスクの表面には
ウイルスが付着している可能性がありますよね。
それをわざわざ、指でつまんでいるようなものです。
その指で目をこすればアウト!
スマホをいじれば、くっつく。
どこかを触れば、
他の人に感染を広げてしまうかも。
位置を直したい場合は、
そっと耳掛け部分を持って直すとよいようです。
もちろん、耳掛け部分にもついていますから、
後で、必ず手洗いを。
マスクをしていると、
自分の口や鼻を触らないので、
接触感染を防ぐ役に立っているようですが、
誤った付け方をしていたら、
むしろ、接触感染のリスクを上げてしまいます。
外出する前に、
家の中でマスクをつけるときは、
上の部分を目元までもってきて、
下は顎を覆う形にして、
鼻のあたりをフィットさせる、というのは、
私も昔からやっていたのですけれど、
最近、専門医が教えていて、
なるほど、と思ったのは、
マスクをきちんと顔全体に馴染ませてから、
息をしてみて、
表面がペコペコ、呼吸に合わせて動くようなら、
かなり漏れ率が少ない、ということでした。
あとは、
顎のフィット感がゆるい場合は、
耳掛けを捩じってから耳にかけると
ちょっとフィット感が改善するようです。
(耳が痛いですが~)
外に出る前にきちんとやって、
帰ってきたら、
耳掛けの部分をそっと指でひっかけて外し、
ゴミ袋に触れないように捨ててから、
手をきちんと洗うのが良いようです。
(マスクは汚染物ですから、
捨て方も大事ですね)
マスクなんて、
もう手元にない、という方も多いですよね。
政府が来週配るという布マスクも、
自分が感染者であった場合は、
飛沫を飛ばさないために、
多少の役には立つようですし、
(少なくとも、なにもせずに、しゃべったり、
くしゃみをするよりはマシですよね)
保湿の効果もあるかもですね。