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プリンツ賞オナー&バチェルダー賞オナー

アメリカ合衆国で出版された『獣の奏者』英語版が、
プリンツ賞オナーと、バチェルダー賞オナーをいただきました。

バチェルダー賞は「翻訳された本」が対象ですが、
プリンツ賞オナーの方は、
全米で出版された、すべてのヤングアダルト向きの本が対象なので、
これは、ちょっと、というか、かなり驚きました。
日本人作家の受賞は初めてとのこと。
見事な翻訳をしてくださった平野キャシーさんのお陰です。

6月にシカゴで授賞式と言われていたのですが、
新型コロナのパンデミックで、
オンライン授賞式に変更になり、
私も、キャシーさんも、
自宅で動画を撮って、それを送るという形での参加になりました。

取り急ぎの「賞状」が添付ファイルで送られてきて、
それをプリントアウトして、
受け取る仕草から始めてください、とのことで、
いざ、やってみようとして、
気がついたのは、
「あれ? これ、手が三本いるんじゃない?」
ということで(笑)

両手で受け取る仕草をしながら、
ど~やって、スタートをクリックするんだ???
と、しょっぱなから悩み、
さらには、うまく撮れた! と思った動画を、
秘書さんズに送って、観てもらったら、
「先生、ボタンが一個、外れてます」
とか、
「襟が片方だけ、立っちゃってます」
とか、(^^;
何度もやり直して、
も~のすごく、時間がかかりました。

最初は英語でスピーチしようかとも思っていたのですが、
下手くそな英語でしゃべると、
聞いている方々は、
そのことばかりが気になって、
話の内容が頭に入らないだろうなぁと思い、
日本語で話して、
テロップをつけていただく形にしました。

新着情報に載せましたが、
バチェルダー賞授賞式は
日本時間の2020年6月29日(月)深夜0時30分から
プリンツ賞の私とキャシーさんの受賞スピーチは、
日本時間の2020年6月29日(月)午前7時から
インターネットのYouTubeで配信されますが、
その後も、観ることができるようです。

私のとっちらかったスピーチはともかく、
キャシーさんのスピーチは素晴らしいです。
ご興味のある方は、
ぜひ、ご覧ください。

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